一年ほど前に益子の0さんのワークショップで作ったハルの迷子札。真鍮板を糸ノコで切って、表面をタガネで叩いて、中央に鳥っぽい模様を入れた。 そして迷子になった時の連絡先の電話番号も。 思ってたより時間もかかり、他の人はステキなブローチなどが完成していくのに 犬の迷子札に手こずる私であった(汗)。 やっとこさ出来上がった迷子札はピカピカの真鍮色で、散歩時に近所の人に「お、オリンピックで 優勝したか?!」などと笑われたりしていたのだが、2ヶ月もしないうちに何処かに落っことしたらしく 探しても見つからず、そのまま忘れ去っていた。 それが昨日のこと、薪運びに借りた軽トラックを返しに行こうと乗り込もうとしたら、 足元の地面に地面と同じ色なのだけど楕円の形のものが目に入った。 目に入ったとたん「あっ、迷子札!」と気がついた。 不思議だなあ。 毎日車を停めている場所で、草なんかも刈ったりするし、その辺の地面はよく見ている所なのに 今まで全然気づかずにいた。 失くした頃ならピカピカ光っていたから見つけやすかったはずなのに、もう一年も経って地面とほぼ変わらない 色になった今になって突然そこだけ光が当たったように目に飛び込んでくるなんて。 とにかくまた戻ってきたので拭いたり洗ったりしてみたら、かなり渋い色になっているけど電話番号も ちゃんと読み取れるしハルの首元に再びぶら下がった。 めでたしめでたし。 #
by yasato8310
| 2021-01-23 19:55
| 日々
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旅に出たキッテ君から葉書が届いた。 世界のどこかで見知らぬ人とつかの間の言葉を交わし、一晩の宿を借りたりして旅をしている先から 一枚の葉書がひと月に一枚届きます。。。。という設定の海島さんの作品。 今時の旅は、旅先の様子を伝えるのもメールとかLINEで同時体験的なものなのかもしれないけれど、 旅先で一枚の絵葉書を買って、その限られた狭さの中に小さな出来事を書き込んで郵便局を探し 切手を貼ってポストに投函するという行為は旅する時間の中で何か大切なものだったような気がする。 遠く離れた場所から、時間をかけて届いた言葉と絵葉書の写真は角が丸まってしまったり、 こすれてヨレていたりするけれど、受け取った人の日常にもサッと新鮮な空気感を送り込んだりしたものだったなあ。 そんな懐かしさを感じさせてくれる海島さんの作品の一枚目に添えられていた言葉は。。。 島の中心街であったミーアキャット にあった 移住してきたらしいお弁当屋さん をしている、「とって」って名前なん だって お弁当箱に取手がついてる から「とって」って呼ばれるよう になったらしい 少し黄ばんだ葉書の中で、「とって」は何だかおしゃれな中国風なチョッキの中で 腕組みをしている。 ちょっと渋い顔してキセルの煙草をくゆらせたりしているけど、それほど歳はとっていなそうだ。 弁当の中身はどんなかなあ? 海島さんは美大の学生で、ガラジ のピクニックバザールにも参加してくれています。 #
by yasato8310
| 2021-01-17 18:57
| 日々
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冬の日差しが低く部屋の中まで差し込んでくるこの時期の新春影絵劇場。
冬至が過ぎて、日が沈むのが少しまた少しと遅くなってきたのが嬉しい。 西側は山なので、余韻があまりなく、美しい藍色の木々のシルエットが一瞬で闇に変わってしまうけど。 新年ももう六日目。 今年も皆様よろしくお願いします。 #
by yasato8310
| 2021-01-06 16:13
| 日々
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昨夜から今年最後の窯を焚いている。 点火直前にバーナーの先端部が割れていることに気づき、パーツを買いに走ったりで身体もお財布も ヘロヘロだったけれど、まだ材料屋さんがお休みに入る前で良かったなー。 夜中に窯の温度を見に外に出た時に夜空を見上げて、最近木星と土星が大接近だったんだよなーと 思い出し、写真を撮ってみた。 何枚撮ってもこんなふうに星と星とが光で繋がって撮れてしまう。 画像を眺めていたら、ひょっとして古代の人の目には星空がこんな風に見えていて、 それで線で結ばれた形に星座の物語が見えていたのかも。。。。なーんて想像。 左端に写ってるのは月。 #
by yasato8310
| 2020-12-27 09:59
| 日々
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これは何かと言うと、色見のためのピースです。 窯を焚くときにこのピースに釉薬を掛けて、色見穴というとこから鉄の棒で引き出して 釉薬が溶けているかどうかを見るためのものです。 この他にも釉薬の溶け具合を知る方法として、温度計やゼーゲルコーン、オルトンコーンといった 一定の温度で曲がるコーンを窯の中に入れておいたりします。 私はこれらの3つの方法を全部使っているけど、温度計は途中の上がり具合を見るのに、 コーンは目安として、そして一番頼りにするのは窯から引き出して見る色見です。 頼りにしているわりには、今までちゃんとピースを作ったことがなくて、素焼きの器を壊した破片で 色見にしてました。 何十年もやきものやをやってるのに、色見のピースを作るのは初めて(汗)。 とにかく窯にする前はドタバタと忙しく、色見なんていつも間に合わせで用が足りればいいや。。。と。 ちょっと気まぐれで今回は作ってみたけれど、まあこういうピースで新しい釉薬のテストピースを ちゃんとファイルしていったら結果も出しやすいんだろうなあ。 もう少し味のある釉薬なんかも作りたいなあという気持ちも込められたピースでした。 やきものやじゃない人には、何のことやら?というお話でしたが。 #
by yasato8310
| 2020-12-22 16:40
| 仕事
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