カテゴリ:おでかけ( 92 )

霧の中で踊る

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いつもの気持ちの良い水戸芸術館の広場。
広場の正面、水の上に吊り下げられた岩のあたりから霧が湧き出てきた。
その霧と水の中にスーッと田中泯が吸い込まれるように入っていき、踊り始めた。
霧は濃く、観客の方にどんどん低く流れて田中泯の姿はぼんやり影のようにしか
見えなかったり、全く見えなかったり、突然姿を現したり。

水戸芸は街の真ん中にあるのに、霧の冷気に包まれたとたん
そこが深い森の中とか北の原野の中で、ポツンと立っている一匹の
獣になったような気持ちになるのが不思議だ。
田中泯もそんな一匹のいきもののように踊る。
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そして頭上のテラスからはバイオリンの、不安を抱かせるような音色が
濃く降り注いできた。
この音〜、すごく心魅かれた。
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このパフォーマンス、今水戸芸術館で開催中の「中谷芙二子 霧の抵抗」の
関連企画で、昨日今日と行われました。



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by yasato8310 | 2018-11-11 20:38 | おでかけ | Comments(0)

秋の遠足

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陶器市が終わったら行こうね。
個展が終わったら行こうね。
涼しくなったら行こうね。。。。と、
なかなか行けなかった那須のアワーズダイニング。

選んだのは野菜のコースだったけど、
野菜ってこんな風に料理できるのね!!という驚きの連続。
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目もお腹も大喜びでした。
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帰り道の那須烏山の町で、Sちゃんお勧めの肉屋さんで、
美味しいレバー唐揚げとモツ煮を購入。
おまけにもらった揚げたてコロッケ(カレー味)を
車に乗り込んで、みんなで食べる。
さっきまで満腹で、コーヒーも飲めないよと言ってなかったっけ?
それにしても、私たち一行4人なのに、肉屋さんの店内で働いてる人は
6〜7人。
大勢の家族で切り盛りしているお店って、最近とんと見かけなくなったけど、
年齢層色々で、一緒に働いてて、活気のある肉屋さん、いいなー!
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by yasato8310 | 2018-10-03 23:02 | おでかけ | Comments(0)

個展はしご

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今日が最終日だった高橋協子さんの個展、やっと見に行けた。
最終日なのでなくなってしまった作品もいっぱいみたいだけど、
鬼気迫るもののけたちが会場でじっと私を見つめるのだった。

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ユーモラスな踊る白狐は、何だかうちのハルに似ているなー。
協子ちゃんワールドを堪能してから、近くのnobu'sギャラリーで
開催中の瀬川敦子さんの篆刻の個展会場へ。

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作品を見ながら瀬川さんに漢詩の言葉を説明してもらっていると、
昔の中国の文人たちが自然と戯れたり季節を愛でるゆったりした時間が
眼に浮かぶよう。
言葉も文字も、面白いなぁ。
この作品は「水の中の月を見る」だったかな?
というわけで、充実の個展を二つはしご。
そして今日はタイミングよく、イエメさんの一日ティールームの日だったので、
美しい栗のくるり(ロールケーキ)とコーヒーと、途中からお店に入って来た
Aちゃんと台湾での個展から戻ったばかりのMちゃんが加わって大笑いの時間を
楽しく過ごして帰って来たんだけど、あ〜〜仕事場には山程仕上げをしなきゃ
ならない皿があった!
ようやく仕事を終えたところです。ふ〜。

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by yasato8310 | 2018-09-28 22:02 | おでかけ | Comments(0)

砂鉄から始まる その2

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               昨日の「砂鉄から始まる」ってタイトルは何で?と
               思ったかも知れませんね。
               これは上映された「僕らのカヌーができるまで」と
               いうドキュメンタリーの冒頭部分が、海辺で砂鉄を
               集める場面から始まったから。
               砂鉄から鉄を作り、その鉄から斧を作って木を倒し
               丸木舟を造る。
               その丸木舟でインドネシアから黒潮に乗って日本に
               たどり着いたいにしえの人のルートを、その人たちの
               知恵と技術で辿りたいという関野さんの想いの
               プロジェクトが始動する場面だった。
               
               人力にこだわる旅の理由を尋ねられて関野さんは、
               「うまくいってもいかなくても、気づきがあるから」と
               答えていた。
               砂鉄を熱して鉄の元になるものから斧を作ってくれた
               職人さんは「機械が作っても同じようなものができるし
               そっちの方がいいものができるのかもしれない。」
               と語っていた。
               「じゃあ、なぜ手でその作業を?」と尋ねられた答えは
               「機械じゃ人は育たない。」というシンプルなもの
               だった。

               このプロジェクトの陰には「食糧班」という、航海中の
               保存食を作る学生たちもいた。
               海を渡ったいにしえの人々の食料を想定して、栃の実
               やどんぐりが候補に。
               栃餅の作り方を教えてもらいに雪国の村に行った学生は
               その村を去る時に、いっぱいの食料を持たされる。
               本当に帰る間際にも、村のおばさんは何かを袋に
               しのばせてくれる。
               その話をどんぐりの皮を剥きながら、戻って来た東京で
               仲間に話すと、「何で食べ物をくれたのかなあ?」と
               仲間の女の子の疑問に「私わかったんだよ。相手を
               生かしたいんだよ。」と答えた学生。
               気づきがあったんだね。
               知識は部屋の中にいても得られるけど、自分の体を
               動かすことで知識ではない自分だけの気づきがある。
               この映像の中で、期せずして皆が同じことを語って
               いた。
               
               巨木が何人もの人の手の力で伐り倒されてゆくすごさ。
               この木が舟となって4700キロの海を渡ってゆく
               映像もすでに放映されているそう。
               見たいなー。


               
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by yasato8310 | 2018-09-23 19:19 | おでかけ | Comments(3)

砂鉄から始まる

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               今日、納品で益子へ行ったついでに
               開催中の「土祭」のプロジェクトをいくつか
               まわろうと思っていたら、なんと!今日は
               あのグレートジャーニーの関野吉晴さんの
               「僕らのカヌーができるまで」の上映と
               ご本人の対談があると聞いてびっくり。
               早速会場の元小宅小学校に向かった♪
              
               人類がアフリカの地で誕生して、その後世界の各地
               へ広がって行ったルートを逆にたどって、南米から
               アフリカまでを自転車やカヌーなど人力で旅した
               グレートジャーニーのいろいろな場面や吉野さんの
               表情は今でも時々思い出す。
               
               
              
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by yasato8310 | 2018-09-22 23:05 | おでかけ | Comments(0)

五浦へ

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                      スズキコージさんの展覧会を開催中というので、
                      北茨城の「天心記念五浦美術館」へ。
                      こどもの自由な絵はもちろんいいけれど、おとなの描く自由な
                      絵は深く遠くまで魂を連れて行ってくれるなあ。
                      まっすぐに続く土ぼこりの道を、ガタゴト荷車が行き
                      赤い月が昇る夜には、むせるような甘い花が香る。
                      深い森の苔のにおいと、遠い汽笛の音。
                      なんか大きなものが押し寄せて遠くへ、遥かな所へ、渦に巻き
                      込みながら運んでいくのだった。
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                      「大千世界宇宙大爆裂展」って、すごいタイトルの展覧会だなあ。
                      
               
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by yasato8310 | 2018-07-23 09:08 | おでかけ | Comments(0)

南へ

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                     南の植物たちの力強さとカッコ良さに
                     くらくらしながら登った宿の裏山。
                     黄金色の蛹を見つけた。
                     ゴマダラチョウの蛹。

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by yasato8310 | 2018-05-27 20:06 | おでかけ | Comments(0)

風習

                  1月に亡くなった義姉の四十九日の法要と納骨があって、
                  会津へ。
                  通夜と告別式のために会津へ向かった時に、たまたま知り合った人と
                  お葬式の風習の違いの話なんかをしたのだったけど、
                  今回もびっくりな風習が。。。
                  納骨が終わってお坊様がお経をあげ終えたら、姪(義姉の長女)が
                  饅頭をみんなに配り始めた。
                  「え?饅頭?」と手にした饅頭を眺めていると、
                  みんなが饅頭をパクパク食べ始めた。
                  お坊様もお経を読み終わったしゃがんだ恰好のまま饅頭を食べている。
                  みんな、あまりにもあたりまえの顔で饅頭を食べてるので、
                  「えっ、墓場で今食べるの?」と、思わず聞いてしまった私に、
                  隣でやっぱり饅頭をぱくついている義姉のお姉さんが、
                  「うん。本当はお墓にお饅頭を供えて、それを下げてみんなで
                  食べるという風習だけど、今はそのまま配って食べるのよねぇ。」と。
                  「へ〜、そんな風習があるんだー。」とびっくりしてると、
                  「あら〜、お母さん(私の母親)の時だって塩饅頭食べたじゃない。
                  塩饅頭って食べたことなくて、しょっぱい饅頭なんてと思ったけど
                  すごくおいしかったから良く憶えてるのよ。」と彼女が言うので
                  もっとびっくりした。
                  「ええええ? 塩饅頭? 母の時に〜?」  全然記憶にない。
                  だいたい、両親も私たち兄妹も会津の生まれではないのだから、
                  納骨の時に饅頭を配るなんて思いつくはずもないのになーと、
                  狐につままれたような思い。
                  思えば、母の納骨のときのこともあまり記憶にない。(汗)
                  ひょっとして、私ってば欠席したんだろうか?。。。。と
                  不安になって、家に帰って来てから6年前の手帳をひっぱりだして
                  見る。
                  メモに、「母の四十九日と納骨、雪ちらつく」とあった。
                  ほ〜っ、良かったぁ。ちゃんと出席してたー。
                  じゃあ   饅頭は?
                  

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by yasato8310 | 2018-03-12 22:20 | おでかけ | Comments(0)

野生のちから

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                    ミロコマチコさんの絵。
                    眼力つよく、蹴爪ふんばり、命の息吹にあふれてる。
                    ターザンのように「アアア〜〜〜」と叫び出したいような、
                    洞窟の中でコウモリのようにじっと身をひそめていたいような、
                    そんな気持ちが入り交じって、大きな大きな壁画のような絵の
                    野生に見入る。
                    う〜ん、ちから湧いてくるなぁ。。。と家に帰って来たら、
                    タヌキが背中を丸めてドングリを食べているところに
                    出くわした。
                    皮膚病で毛が抜けて、頭の毛だけがふさふさしている間抜けな感じの
                    タヌキが『あれっ』という様子で立ち上がり、急ぎもせずに
                    篠竹のトンネルに消えていった。
                    うーむ。
                    猛々しくないなぁ。
                    素早さもないなぁ。
                    気迫もなかったなぁ。。。。実物の野生のいきものは。

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by yasato8310 | 2018-03-01 21:16 | おでかけ | Comments(0)

布の原点

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                    先週、CさんとMちゃんの二人展を見に行こうと
                    東京の電車地図を眺めていたら、自由が丘に近い場所。
                    あ〜、だったら長いこと行ってみたいと思ってた
                    「岩立フォークテキスタイルミュージアム」に寄ってみようかと
                    思い立った。
                    調べてみると「布の原点 南太平洋諸島の樹皮布、編布など」と
                    いうタイトルの企画展中。
                    これは。。。。見る前からワクワクする〜。

                    小さなエレベーターを3階で降りると、もう目の前のガラス扉越しに
                    迫力の布が見えるので、インド木版プリントの布のスリッパに
                    履き替えるのももどかしく(この日履いてたのはヒモ靴!)中に
                    入るとパンダヌスという編布(写真上)やタパと呼ばれる樹皮布
                    (写真中)などが自然界の力を失うことなく布というかたちに
                    なってそこにあるのだった。
                    樹皮布はクワ科イチジク種の木の皮を叩き広げていったもの。
                    叩くだけでこんなに大きな布に広がるなんて!
                    
                    布の無骨さも、模様の大胆さも、色も、あまりの好きさに、
                    広くもない一部屋だけの展示場を何回も何回もぐるぐるぐるぐる。
                    主に儀式などに用いられたと書かれているけど、どんなふうに
                    身にまとったのだろう?と思ってたら、写真があった。
                    肩を出し、胸から下をぐるっと巻いてるんだけど、
                    布自体がゴワッとしているので身体のラインには添わず
                    ボリューム感がある。
                    私が身にまとっても、布の存在感に負けて全然様にならない
                    のは眼に見えているけど、写真の人々は堂々と着こなして
                    いるだけではなく気品ある姿なのだ。
                    大きな樹の存在感にも似たような。
                    織り以前の布たち、すごい。

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by yasato8310 | 2018-02-26 18:47 | おでかけ | Comments(2)