カテゴリ:本( 18 )

空飛び猫

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                     年末年始にかけて、「ゲド戦記」全6巻を再読した。
                     一度目に夢中で読み進んだ時とは別の物語を読んでいるような、
                     そんな新たなおもしろさに引きずられた毎日だったなぁ。
                     その最後の一冊を読んでいる時に、新聞の片隅に小さく
                     作者 ル グゥイン の訃報を見つけた。
                     ゲド戦記に浸っているまさにその時の記事に偶然だなあと
                     思っていたら、その一週間後くらいに ル グゥイン の死に寄せての
                     書籍紹介の記事があった。
                     「空飛び猫」という美しい絵本が、村上春樹の訳で出版されて
                     いること。
                     そこでさっそくに図書館で借りてきた絵本は、やわらかな子猫の
                     毛をなでているような、しなやかで好奇心いっぱいな絵本だった。
                     S.D.シンドラーというひとの挿絵の美しさに、何度も何度も
                     ページをめくってみた。

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by yasato8310 | 2018-03-17 13:47 | | Comments(0)

かぜのおまつり

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                    うちに一冊だけあった梶山俊夫さんの絵本。
                    雪がやってくる前の山里。
                    アケビの紫色、木枯らしに舞う葉っぱ、腹を減らした熊。
      
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                    外国の絵本も美しいけど、日本の絵本も美しいねー。
                    ぺらぺらとめくっていたら、裏表紙に手紙が書かれていた。
                    赤トンボ舞う中、車を走らせて
                    街の本屋さんでこの本を見つけたのでおみやげに。。。と
                    書かれていた。
                    あらら。。。ずっと自分で買った絵本だと思っていたよ。

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by yasato8310 | 2018-03-14 17:47 | | Comments(2)

物語の冬

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                  寒い夜に、パチパチ燃えるストーブのわきで
                  物語に滑りこんでゆくしあわせな時間。

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                  最初のページに物語の舞台の地図が載っていたり、
                  各章ごとに窓絵のような挿絵がついていたり。。。
                  長い物語は、そのへんからお楽しみが始まっていく。
                  そして気がつくとズブズブと首のあたりまで物語の
                  世界に沈んでいる。
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by yasato8310 | 2017-12-14 21:33 | | Comments(2)

あの頃

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                   武田百合子さんの新刊を手にすることができるなんて、
                   思ってもいなかった。
                   amazonから、分厚いその本「あの頃」が届いても、
                   すぐには読み始められなくて、表紙の百合の絵をジッと近くで
                   眺めたり、百合子さんの煙草を手にしたかっこいい写真を
                   眺めたりしてはまた閉じて、しばらくはテーブルの上のそれを
                   横目で眺めて過ごした。
                   今は少しずつ読んで、そしてまた閉じて、スルメのように
                   ゆっくりと味わっている。
                   
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by yasato8310 | 2017-06-14 19:00 | | Comments(0)

 ヤノマミ

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                  図書館で何となく手にした一冊、「ヤノマミ」。
                  読み終えて、ザワザワするこの気持ちはなんだろう?
                  
                  NHKのドキュメンタリーを撮るために、アマゾンの奥地、
                  ブラジルとベネズエラの国境付近でいまだ原初の暮しを続ける
                  ヤノマミの人々と共に暮らした150日がつづられていた。
                  森の中から、闇の中から、「アハフー、アハフー」という彼らの
                  笑い声が響く。
                  風習も価値観も全く違うことは覚悟していたはずなのに、
                  はるかに深い闇にとまどい、つまづく心。
                  少しずつ覚えた言葉で彼らを知り、離れた日にはなつかしみを
                  感じる。
                  けれどだんだん疲弊してゆく心と身体。
                  淡々と語られる言葉には、今の日本での暮しや価値観との比較はない。
                  見たままのヤノマミが語られている。
                  だからこそ、どこかが壊れていく著者に自分が重なってゆく。
                  もう何年も前に放映されたはずの、このドキュメンタリーを
                  見てみたいような、見たくないような。
                  
                  
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by yasato8310 | 2017-06-10 21:51 | | Comments(2)

物語

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             長い物語にひたりたくて図書館へ。
             「ゲド戦記」と「獣の奏者」と、どちらにしよう?と
             書架の前で迷ったけれど、手が伸びたのは「獣の奏者」
             だった。

             ずいぶん前に読んだので、記憶が薄れていたけど
             読み出すと上橋菜穂子さんの世界にあっという間に
             引きずり込まれてゆく。 
             ズルズルズル。。。
             そして沈んでゆく。
             ブクブクブク。。。

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by yasato8310 | 2016-11-17 22:42 | | Comments(2)

森の中でこんな人たちに出会ったら。。。

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            少し前、春さんのブログでハンス シルヴェスターと
            いうひとの写真集が紹介されていた。
            花や蔓や実を身にまとって暮らしている人々の姿は、
            それらの植物の美しさを一番知り尽くしている妖精たちの
            ように見えた。
            先日図書館に行った時に、ふと思い出してこの写真集を
            捜してみたところ。。。見つかった!

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            なんだろう、なんだろう。。。
            この揺さぶられる気持。




          
            
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by yasato8310 | 2016-09-29 21:22 | | Comments(2)

すべての見えない光

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            本を一冊読み終えるまで、グン!と心を捕らえている
            文章を書く人の力ってすごい。
            アンソニー ドーア。
            「シェル コレクター」を書いた作家だった。

            残りのページが少なくなってきて、読み終えるのが
            惜しい。
            中盤をガツガツ読んだのが悔やまれるなー。
            
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by yasato8310 | 2016-09-27 18:50 | | Comments(4)

二冊も読んだのに

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             本焼きが終わって、今日は冷ましの一日。
             朝から体調がいまいちなので、二階で本でも読んでゴロゴロしようと
             題名も見ないで文庫本の中から一冊を引き抜いた。
             先日、文庫本を全部処分しようとホコリを払っていたら、
             どれも読み直してみたい本ばかりで、結局ホコリを払っただけで
             元の場所に戻したのだった。

             今日引き抜いた本は、湯本香樹実さんの「ポプラの秋」だった。
             読みはじめは「ああ、こんな出だしだったね。」と思いながら
             だったのが、あれれ。。。。とびっくりするほど内容を
             憶えていなかった。(汗)
             読み終えて、そういえば「夏の庭」の文庫本も確かあったはず、と
             捜していたら何と! 「ポプラの秋」がもう一冊見つかった。
             ええっ?!
             じゃあ、最低でも二回は読んでいるはずなのに、内容をほとんど
             憶えていなかったってこと?
             自分の読書力にがっくりな今日。
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by yasato8310 | 2015-07-05 20:08 | | Comments(0)

てぶくろ

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             素敵な色彩と絵柄に魅かれて、図書館でおもわず手に取った絵本
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             実はウクライナ民話『てぶくろ』の絵本は持っているんだけど、
             この本はそれをベースに別な文と絵で生まれかわった新しい『てぶく              ろ』らしい。
             わたしのもっている『てぶくろ』はこれ。

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             登場動物たちをくらべてみると。。。

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             こんなふうに、作風は違うけどどっちもステキ。
             どちらも動物たちの着ているウクライナの民族衣装が
             いいなぁ。
             冬の森では、ほんとうにこんな動物たちがいそうじゃないですか?
             手袋小屋も、どちらも工夫がこらされていてかわいい。
             丸太の階段の小屋にも、はしごのデッキの小屋にも
             訪ねて来たひと用の呼び鈴がぶらさがっているのに
             誰も鳴らしてる様子はなく、『入れて、入れて。』と
             むりやりみんな手袋小屋にもぐり込むので最後には
             パンパンになってしまいます。
             
             この二冊の絵本、結末は別々でした。
             図書館から借りた新しいほうは、最後にクマまでもぐりこんで
             バラバラに裂けてしまって、捜しにもどってきた男の子には
             見つけられない。
             でも、おばあさんが作ってくれていた新しい手袋ができあがっていた。

             そして私の持っている方は手袋はパンパンになるけど、捜しに来た
             おじいさん(こっちは、おじいさんだった)に拾われて帰る。

             どちらも良くて、本屋さんでこの二冊を同時に手に取ったらどっちを
             買うか迷うところだな〜。

             なんだか読みにくい文の配置になっちゃったけど、
             なおすのめんどうなので、スミマセン、なんとか
             このまま読んでください。

  






             



            
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by yasato8310 | 2015-01-26 15:06 | | Comments(2)