2018年 08月 31日 ( 1 )

マリア シビラ メーリアン

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                 先日本屋さんで見つけた一冊の本。
                 博物学的な美しい絵の表紙に目が止まり、
                 さらにその帯に書かれた「17世紀、愛でもなく
                 、名声でもなく、虫に魂を捧げた女、マリア
                 メーリアン」という言葉に思わずその本を
                 手に取ってみた。
                 おお!
                 どのページも美しい植物と、それらを食して
                 育つ昆虫たちの姿。
                 その繊細かつダイナミックな美しい絵もさるこ                  とながら、メーリアンという人物の人生!
                 17世紀という時代がどんな時代だったのか、
                 すぐには思い浮かばないけれど、意思を
                 持って社会や世界進出していた女性が多かった
                 とは決して言えないそんな時代、
                 ドイツで生まれたメーリアンは
                 子供時代から虫を愛し飼育して、まだ昆虫学も
                 博物画も確立されていなかったにもかかわらず、
                 虫たちが卵から幼虫、蛹、成虫と変態をしてゆく
                 様をその食とする植物と共に一枚の紙もしくは
                 羊皮紙に描くという方法を確立して行く。
                 虫は、腐った食物から自然発生すると考えられ
                 ていた時代にだ!
                 そこまで読んで、絵を見、「ほ〜〜〜!」と
                 ため息をついているのに、さらに驚かされたのは
                 、52歳になった彼女が南米の昆虫を求めて、
                 当時オランダ領だったスリナムまで娘と2ヶ月
                 かけた船旅をして2年も当地に滞在して絵を
                 描き続けたこと。

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                 本当に好きなことを見つけた人は時代も世界も
                 切り開いてゆくのだなー。
                 
                 

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by yasato8310 | 2018-08-31 20:28 | | Comments(0)