2018年 01月 29日 ( 1 )

再度雪国へ

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                  一週間前とは大違いの雪景色だった。
                  
                  新幹線から在来線へ乗り継ぐホームは冷え込んでいて、身体が3cmくらい
                  ちじこまりそう。
                  雪で遅れてる列車を待ちながら、前に並んでいる女のひとと
                  目が合い、どちからともなく「寒いですねー。」と声が出た。
                  そのひと、「義理の兄の葬儀で、名古屋から来たんですよ。」との
                  こと。
                  思わず私も、「私は義理の姉の葬儀なんですー。」。。。。
                  そんな会話の始まりで、乗り込んだ電車の中では隣席に座って
                  1時間ほどのおしゃべりをした。
                  そのひとのお連れ合いの故郷はかなりの山村で、20年ほど前の
                  義母の葬式はまだ自宅で執り行われていて、びっくりしたのは
                  豆は入っていないけれど赤飯が出たことだそう。
                  お赤飯って、おめでたい時ですよねー?と聞かれ、
                  あれ、益子や笠間でもお葬式で赤飯の折り詰めもらったりしたかも。。。
                  と、記憶あやふやな私。
                  「そうそう、それから何か分らないんだけど、辛い菜っ葉の漬け物
                  が出たの。 すごく辛くてね、お葬式で涙を流すためにその菜っ葉を
                  食べるそうですよ。」という話も。
                  小さな村だから、皆がみんな好きな人ばかりじゃなくて、嫌いな人も
                  困った人もいるんだろうけど、あの世に送る時くらいは
                  みんなで涙を流してあげるっていうの、なんだかいいなぁ。
                  お葬式は地方によってずいぶんやり方が違いますねーって話から、
                  私が住み始めた頃の益子のお葬式のことを思い出した。
                  まだ土葬も多く残っていて、「じゃんぼん」と呼ばれるお葬式では
                  長い棒の先につけたカゴの中に紙に包んだ小銭が入っていて、
                  それをばらまいたのを参列者が拾う。
                  だけどその小銭は家まで持って帰ってはいけなくて、家に帰るまでに
                  使ってしまわなくてはいけない。
                  そのかごを持った人を先頭に、喪服の黒いひとびとが続き、田んぼの
                  あぜ道のような細い道を行列になって歩く姿はまるで映画のシーンの
                  ようだった。
                  そんな夢の中のような情景も、遠い時間の間に私の作り話に
                  変わっているのかもしれないなぁ。
                  



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by yasato8310 | 2018-01-29 19:38 | おでかけ | Comments(4)