茅葺の山門

一昨日笠間へと車を走らせていたら、峠の手前あたりで左目になんだか明るいものを感じた。
あれっ？　善光寺の山門の茅葺屋根が新しくなってる？
そう思いながらも、その朝はガラジ の作業に向かっているところだったのでそのまま通り過ぎた。

昨日また笠間に行く用事があったので、車を停めて新しく葺き替えられた山門を眺めて見た。
さっぱりと新しくなった山門の屋根は初々しく、辺りの雰囲気まで気持ちよく感じられる。
茅の屋根を葺き替えるのは大変なことなのだろうとは思うけど、こうしていにしえの人々の知恵と労働で作られた
美しいものが引き継がれているのを目にすると、ふつふつと嬉しい気持ちが湧きあがる。
そしてまだこういう建物が似合う風景の中に暮らしていることも嬉しい。
善光寺桜門。
山門の正面からだと見上げる形になって屋根が写せないので、これは後ろ側からの写真です。