
坂を下りたとこのKさんちの広い芝生の庭の片隅に、
モグラが掘り上げた土が小さな山になっている。
それが毎日増えていくので、
あ〜、また増えてるね。。。とか
モグラのトンネルはけっこうまっすぐ続いてるな。。。とか
Kさんの仕掛けた罠はあんまり効果なかったね。。。とか
ぼんやり思いながら、そっちのほうに目が行ってしまう。
昨日の朝もハルとモグラ塚を眺めながら通り過ぎようとしたら、
あれ?何だろう?
キラッと光るものがモグラ塚の土の中に。
目を近づけてみると何と!玉虫だった。
前日までは気づかなかったから、新しく掘り上げた土の中に
埋まっていたのかなぁ?
もちろん腹部は空っぽになっていて、頭もついていなかったけど、
輝きは生きて飛び回っているときと少しも変わらないのがすごい。
細い足だって、やっぱり玉虫色に輝いているのだ。
玉虫の厨子の中に敷きつめられた玉虫の羽の色は褪せずに
あるのだろうか?