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再度雪国へ

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                  一週間前とは大違いの雪景色だった。
                  
                  新幹線から在来線へ乗り継ぐホームは冷え込んでいて、身体が3cmくらい
                  ちじこまりそう。
                  雪で遅れてる列車を待ちながら、前に並んでいる女のひとと
                  目が合い、どちからともなく「寒いですねー。」と声が出た。
                  そのひと、「義理の兄の葬儀で、名古屋から来たんですよ。」との
                  こと。
                  思わず私も、「私は義理の姉の葬儀なんですー。」。。。。
                  そんな会話の始まりで、乗り込んだ電車の中では隣席に座って
                  1時間ほどのおしゃべりをした。
                  そのひとのお連れ合いの故郷はかなりの山村で、20年ほど前の
                  義母の葬式はまだ自宅で執り行われていて、びっくりしたのは
                  豆は入っていないけれど赤飯が出たことだそう。
                  お赤飯って、おめでたい時ですよねー?と聞かれ、
                  あれ、益子や笠間でもお葬式で赤飯の折り詰めもらったりしたかも。。。
                  と、記憶あやふやな私。
                  「そうそう、それから何か分らないんだけど、辛い菜っ葉の漬け物
                  が出たの。 すごく辛くてね、お葬式で涙を流すためにその菜っ葉を
                  食べるそうですよ。」という話も。
                  小さな村だから、皆がみんな好きな人ばかりじゃなくて、嫌いな人も
                  困った人もいるんだろうけど、あの世に送る時くらいは
                  みんなで涙を流してあげるっていうの、なんだかいいなぁ。
                  お葬式は地方によってずいぶんやり方が違いますねーって話から、
                  私が住み始めた頃の益子のお葬式のことを思い出した。
                  まだ土葬も多く残っていて、「じゃんぼん」と呼ばれるお葬式では
                  長い棒の先につけたカゴの中に紙に包んだ小銭が入っていて、
                  それをばらまいたのを参列者が拾う。
                  だけどその小銭は家まで持って帰ってはいけなくて、家に帰るまでに
                  使ってしまわなくてはいけない。
                  そのかごを持った人を先頭に、喪服の黒いひとびとが続き、田んぼの
                  あぜ道のような細い道を行列になって歩く姿はまるで映画のシーンの
                  ようだった。
                  そんな夢の中のような情景も、遠い時間の間に私の作り話に
                  変わっているのかもしれないなぁ。
                  



by yasato8310 | 2018-01-29 19:38 | おでかけ | Comments(4)
Commented by at 2018-01-30 20:42 x
ひゃぁぁ、最近でも土葬は法的に可能だったの?知らなかったなぁ。私が小さいころは土葬もあったけれど...。
面白がっちゃいけないけれど、土地土地のお葬式はいろいろあって、面白いです(^^♪
東南アジアで、わざわざ木の密集した森の中に運んで火葬にするとか、一晩で丸太を刳り抜いて棺をつくり、埋葬するまで死んだ人が出てこないよう上に大勢棺の上に座って、その周りを一晩踊りあかすとか、いろいろなお葬式に出っくわしました。棺の前でみんなでvサインして写真を撮るのにも(笑)。
Commented by yasato8310 at 2018-01-31 08:42
> 春さん
益子に住み始めた頃って20代でしたから、全然最近のことじゃないですけどね(笑)。
でも幼稚園の頃に亡くなった祖父の時は火葬だったから、益子で土葬が残っているのに
驚きました。
町内会の一番新参者が墓穴掘りの役だそうで、やきものやの男ともだちが墓穴掘りさせられた
話を何人かから聞きました。
春さんが出会った東南アジアのお葬式も興味深いですねー。
なんだか楽しそうでいいなぁ。
死や死後をどう考えるか、暮らす土地の考えが表われておもしろいです。
メキシコのちいさな町で出会った葬式は、棺桶をかついだ行列の先頭で
マリアッチの楽団が演奏していて、それが陽気そうでいてせつない音で
ステキでした。
Commented by しのpu3 at 2018-02-01 14:40 x

今は、自宅葬も土葬も減ったね。。
私が益子に来た頃(40年前)組のお葬式が続いて、
枕団子から始まって、2日間しきたりにそった料理を作った事思い出します。1〜3月が多くて、戸外は辛かったなぁ〜。
90歳過ぎに亡くなられた時は、長生きしたということで、お祝いに紅白饅頭やお赤飯が出る処もあるね!
今は、白と桃色のタオルが多いけど!!
義理姉さまのご冥福をお祈りします。
Commented by yasato8310 at 2018-02-01 16:53
> しのpu3さん
へー、枕団子とか紅白饅頭とか白と桃色のタオルとか。。。はじめて聞きましたー。
しのpu3さんは地元のひとと結婚したから、若いときからお葬式たくさんこなして
いたんだねー。
家で葬式をやってた頃は遺族も組内のひとたちも、たいへんだったね。
たしかに寒い時や暑い時、厳しい季節が多いものね。
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