住んでるとこは山の中だし、アケビの蔓はいっぱいまわりに
あるのだけれど、生っているところは見かけない。
まわりの木々が鬱蒼と繁っているもんだから、アケビは陽当たりを
求めて木にからみついては上へ上へとのびているらしい。
散歩の途中にアケビの皮だけ落ちてるのを見つけては、
「あ〜、この上にアケビが生っていたのね。。。」と、残念に思う。
アケビは虫みたいで嫌いという人も多いけど、
私は大〜好きなのだ。
口に含んで、種だけペッペッと吹き出すと、
秋の日差しみたいに柔らかで優しい甘さが広がる。
高い木の上でこの実を口にしている動物たちも
きっと寒い季節がやって来る前のつかの間に、
うっとりしながらこの甘さを楽しんでるにちがいない。
こんな山の中に住んでいながらアケビを買うのはな〜。。。と
思いながら、落ちてる皮だけ眺めている数年だったけど、
今年は直売場できれいな紫色の実を買っちゃいました。
う〜む。秋だなー。