釉薬掛けも終わりに近づいてきたのに、どうやら バケツの
中の釉薬の量が足らなくなってきて作り足すはめに。。。
なんだか作業が中断されてイラッとするけどしかたない。
原料のうちカオリンは精製されていないものを使っているので、
大きな塊はハンマーであらかじめ細かくしておく。
広げた新聞紙の上で砕いたカオリンは不純物も含まれているので、
白の中にもピンクっぽい部分があったり、より白い部分があったり。
微妙な色合いを含んだ白色にしばし見とれる。
精製された原料や粘土を使っているとあまり感じないのだけれど、
原土や山で掘った粘土を使ってみると、やきものは大地とつながった
仕事なのだなぁと、あらためて思ったりする。
この白い土の大地に思いを馳せ、少し前の時代に土と暮しが密だった
人々を思い、ちょっと前に再読した『スピリットの器』の
プエブロインディアンの女のひとたちのことを思い出しながら
少しの時間土を砕いた。
でも、そのあと猛烈ダッシュで残りの釉薬を掛け、ダーッと窯詰め。
ようやく本焼きにこぎつけたー。 バッタリ。