小春日和の日曜日。
落ち葉やドングリの山道で、目に飛び込んできた『キラリ!』と
輝く瑠璃色。
『不思議なテント』を見つけたときのように、そこだけスポットライトを
当てたような輝きです。
ん〜?と、目を近づけてみると小さな蝶の死骸でした。
ラピスラズリのような鉱物的な輝きの羽を持っています。
きょうから12月。
晩秋の枯葉色の山道で、不似合いなほどの美しい色です。
自然界は、思わぬ所で一瞬の宝物を見せてくれるなーと、
うれしくなった朝の散歩。
家に帰って、昆虫図鑑を調べてみると
ムラサキシジミという、色のわりには地味な名前の蝶でした。