今日は、楽しみにしていた『熊田千佳慕展』に行って来ました。
日本のプチファーブルと呼ばれた千佳慕さんの絵は、地面に這いつくばって
描いた、虫たちの視線からの世界です。
たぐいまれな観察と愛情で昆虫たちを文章にしたファーブルを
こよなく敬愛し、その世界を優しいまなざしで絵に写しとっています。
動物の糞に集まるセンチコガネにも、『人間はぼくらをバカにするけれど、
神様はぼくらに自然界の掃除をする役目を与えた。 ぼくらはぼくらのために生きている。ぼくらはしあわせ。』と、
虫の側からの気持ちを千佳慕さんは語らせています。
田舎暮らしをしてると、そうそう優しい目でばかり虫たちに接していられない
けれど、この夏はひとつ昆虫図鑑でもひっぱりだしてみましょうかね〜。