ヤノマミ

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                  図書館で何となく手にした一冊、「ヤノマミ」。
                  読み終えて、ザワザワするこの気持ちはなんだろう?
                  
                  NHKのドキュメンタリーを撮るために、アマゾンの奥地、
                  ブラジルとベネズエラの国境付近でいまだ原初の暮しを続ける
                  ヤノマミの人々と共に暮らした150日がつづられていた。
                  森の中から、闇の中から、「アハフー、アハフー」という彼らの
                  笑い声が響く。
                  風習も価値観も全く違うことは覚悟していたはずなのに、
                  はるかに深い闇にとまどい、つまづく心。
                  少しずつ覚えた言葉で彼らを知り、離れた日にはなつかしみを
                  感じる。
                  けれどだんだん疲弊してゆく心と身体。
                  淡々と語られる言葉には、今の日本での暮しや価値観との比較はない。
                  見たままのヤノマミが語られている。
                  だからこそ、どこかが壊れていく著者に自分が重なってゆく。
                  もう何年も前に放映されたはずの、このドキュメンタリーを
                  見てみたいような、見たくないような。
                  
                  
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by yasato8310 | 2017-06-10 21:51 | | Comments(2)
Commented at 2017-06-14 18:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yasato8310 at 2017-06-14 19:42
> 春さん
わぁ、ぜひ見せてください。
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