益子の自然

              去年の秋の陶器市の期間中のこと、不思議な動物や植物の絵を描くY子ちゃんから
              アサギマダラの幼虫の話を聞いた。
              益子の山の中で、春の陶器市のころにアサギマダラの幼虫が見られるというのだ。
              やきものやさんのWさんが長年、益子の自然観察をされていて、この時期には
              アサギマダラの幼虫が食べるキジョランの生えているあたりを歩き、幼虫を発見
              すると「今日、行くよ。」と突然連絡が入るのだそうだ。
              「私も行きたい。ぜひ春に声をかけて!」とY子ちゃんに頼んでおいたのだ。
              
              そして、今日突然の伝令が飛んだ。
              「今日、夕方5時半集合。行ける?」
              というわけで、急な伝令にバタバタと集まったのが7人。
              山の駐車場でWさんと落ち合い、すたすたと足早に山に入って行くWさんの
              後をみんなはひたすら追う。
              はるか下に沢の音が聞こえるキツい傾斜地を進むとわりにすぐに
              「ほら、ここ。」と葉の裏をめくってみせてくれるWさん。
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                おー、浅葱色に黄色の模様の幼虫が。。。
                そしてもう少し斜面を登ったところで、まためくった葉の裏に。。。
                
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                キジョランの葉っぱは幼虫の食べた穴がぽつぽつあいていて、
                その隣には葉っぱを全部食べ尽くされたキジョランも。
                キジョランの葉を食べ、蛹になる時は別の木に移ることもあるんだ、と
                Wさんが説明されたと同時に、Kくんが「あ、ここ。」と
                別の木を下から見上げてつぶやいた。
                うわ〜。
                透明な緑色のひょうたん型のものが葉っぱにぶらさがっていた。
                アサギマダラの蛹だって。
                いやー、あまりのきれいさと、思いもかけない姿かたちに息をのんだ。
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                こんな山の中でひっそりと命をつないで、とおく1000km以上も
                渡りをして、海さえ越えて移動をして行く力強い蝶。
                毎年慌ただしくハードな時間を過ごす陶器市の前後や期間中なのに、
                夕暮れ迫る山の中でこんな姿を見せてもらえるなんて、今年はちょっと
                特別な5月だなあ。

                画像は、薄暗い山中のせいかピントがなかなか合わず、
                美しい姿が写せなかったのが残念なんだけど、画像無しも
                残念なので。。。。くすん。

                (私信)春さんへ
                    以前、このアサギマダラの観察に一緒に行きませんか?と
                    お誘いしたのですが、こんなふうに急な伝令で連絡する
                    時間もなかったので、ごめんなさい。
                
                  
              
              

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by yasato8310 | 2017-05-02 22:15 | 日々 | Comments(4)
Commented by yoshikazusuzuky at 2017-05-03 23:41
アサギマダラの繭
綺麗だなあ、、
見たコトもない緑色の瑪瑙を見つけた時の気持ちになるね

(しかしあの人ごみから山深くに瞬間移動し
この繭に出逢ったら、、
 ソレは異次元の出来事だね)


(微笑)
Commented by yasato8310 at 2017-05-06 20:58
> yoshikazusuzukyさん
そうねー、異次元という言葉はぴったりかも。
私たち人間はどこに向かっているのだろう?と、思わされて
しまう。
Commented by at 2017-05-07 19:27 x
わぁ、よかったねぇ。
連絡のこと気にしないで。私も人が来てバタバタしたりしていたので、連絡いただいても一緒に行けたかどうか!でも来年は誘ってね(^^♪さなぎが神秘的ですねぇ。
Commented by yasato8310 at 2017-05-07 20:15
> 春さん
急な連絡だったので、私もその日はスニーカーを履いていてよかったと思いました。
足場が滑りだしたらズズズッと滑り落ちて行くような場所でしたから。
その次の日の朝、かまぐれの下の道で羽化したばかりではないかと思われる
オオミズアオを発見。とてもきれいな翡翠色の蛾です。
蝶や蛾はあまり得意ではなかったんですが、ここ十数年の山暮らしで
ちょっと仲良くなってきました(笑)。
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