思いは縄文時代へ

             ゆうべからの窯焚きが終わって、眠さと疲れはあるんだけど
             ちょっとだけ畑に行ってみようかなと車を走らせた。
             草を刈っていると、時々通りかかるおじさん登場。
             しばらく畑話をしたあと、「すぐそこがうちの畑だから見に
             来ないか」と指差す先はほんの5、60m先なので
             見せてもらいについて行った。
             3年ほど前から始めたという畑は、うちの草だらけの畑とは
             まるで違うきれいさ。
             いろいろな自己流の工夫がされているようで「なるほど、なるほど」と
             聞いているうち、突然「ここ、土器が出るんだよ」と言い出す
             おじさん。
             このあたりでは縄文土器が出るのはそれほど珍しいことでは
             ないと思うけど、この畑からは炭も残ったままの囲炉裏が出てきて
             そのまわりに家族の食器と思われる土器がいっぱいあったのだそうだ。
             「えっ!? 炭まで残ってたんですか?」と聞くと「見たい?」と
             言って仕舞ってあった土器や炭を見せてくれた。
             そして、その中に何と!黒曜石のやじりまで!
             黒曜石は日本じゃ北海道と長野だったかな?二カ所くらいしか
             産出してないんだから、この辺にも交流品が来てたってことですね。。
             。。。と、突然盛り上がる話。
             そして、かけらだろうと思っていた土器も、少しの欠けはあるけど
             完品なのだった。
             一つは黒陶の碗。
             他はふつうの土器色の皿や碗で、たぶん同じ人が作ったものみたい。
             思いのほか薄手に作ってあり、強度をつけるためか粘土には
             小さな石粒が混ぜてあり、たぶんこれを砕いて混ぜたんだと思う
             という白い石も一緒にあった。
             この石も一緒の所から出たそうだ。
             「この石は川を転がって来たな。」とおじさん。
             角が丸みを帯びて全体にすべすべ。
             「じゃあ、そこの川ですかねぇ。川は近いしこの辺なら昔から
             人が住みやすかったんでしょうね」と私。
             「川の脇には昔、盛大に水のわきでているとこがあって、みんな
             そこの水を汲んでたんだ。そして川の脇の道はずっと昔からあって
             筑波山のほうにつながっていた」と、まるで私とおじさんの
             目の前には縄文時代の八郷の風景が雄大に広がっているような気分に
             なってきた。

             「あんたのとこの畑からは土器出ない?」と聞かれたけど、
             うちは畑の土を掘り返さない方法で野菜を作ってるので、
             今まで土器を見かけたことはない。
             掘り返したら出てくるかもしれないなー、黒曜石のやじり。
             そういえば、最初の頃に何かの骨が出てきて、犬か猫のかなぁと
             思ってたけど。。。。
             まさかおじさんの畑は住居跡で、うちの畑は縄文人の墓場だったって
             ことはないよね?

             畑仕事から急な展開だったので、きょうは写真なし。
             
[PR]
by yasato8310 | 2016-03-30 21:26 | 日々 | Comments(4)
Commented by yoshikazusuzuky at 2016-03-30 23:54
うるるるる
畑、、遊びに行ってもイイですかぁー
いいないいないいないいな
子どもの頃を思い出しちゃったなぁー
また穴にもぐって土器とか黒曜石や瑪瑙の矢じりとか
掘りたいなぁー
イイなぁその畑 (微笑)
Commented by yasato8310 at 2016-03-31 12:38
yoshikazusuzukyさん
子供の頃、黒曜石や瑪瑙のやじりを見つけたの?!
そりゃあワクワクしたね〜♪
交易でこれらと何が交換されたんだろうね?
今なら発掘体験にもれなく草刈り体験がついてくる
お得なkuskus農園ですよー。
Commented by at 2016-03-31 19:09 x
すっごいロマン、こんな話が、もしかしたら八郷のあちこちに埋もれているのかしら?Kさんちも家を建てようとしたら、ざくざく土器やら道具やら出てきたので、届けたら家が建たなくなると思って、黙ってさっさと家を建てたと言って、いっぱい土器を持っていたから(笑)。そういえば、Oさんちでも完品に近い壺を見たなぁ。うぅん、すごい!
もっとも、うちは基礎をつくるので掘ったけれど、大して出ませんでした(笑)。
Commented by yasato8310 at 2016-03-31 21:48
春さん
こうしてあちこちから古代のひとたちの生活道具が
見つかるということは、この地が昔からひとの住みやすい
場所であり、必要条件が満たされていたということですよね。
たしかに自分たちが暮らしてみても、八郷は
そういう気を感じますね。
完品の土器を見つけたりしたら、縄文のひとたちと
握手でもしたような繋がりを感じられそうだなー。
うーん、これから畑に行く目的が変わりそう。(笑)
<< ファルマ搬入 三月の庭 >>