2016年の初詣

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             まるで春のような暖かさの中、益子へ。
             去年はちょっと浮気心でT神社へ初詣したけれど、
             今年は本命の益子西明寺。
             山の石段を登りきって、この茅葺きの山門に迎えられると
             「ああ、今年も良い一年になりそうだ。」と思える。
             去年一年に感謝してお参りをすませてから、おみくじを
             引くと吉。
             同行のSさんも吉。
             「これくらいがちょうどいいねー。」と言いあいながら
             甘酒をいただいた。
             まぁ、大吉が出たらそれなりに小躍りするんだろうけどね。

             本殿をのぞき込んでいると、「今年は本尊様の十一面観音が
             御開帳になっていますので、どうぞ。」と言われ、中へ入ると
             古くて頭の十一面もひとつしか残っていない観音様が布の合間から
             見ることができた。
             1111年前に彫られた観音様とのことで、普通は12年に一度
             丑年に御開帳になるのだけれど、今年は特別に御開帳されているのだ
             とのことだった。
             木は油っけもすっかり抜けて、虫食いも多いのだけれど
             手前にある鎌倉時代に彫られた仏様たちとは全く違うやさしさなのだ。
             人の手で彫られた仏様なんだけれど、千年もの時間の流れの中で
             自然の一部に戻ってゆくようなかんじなんだろうか。
             山のお寺なので、いつもはひんやりとした冷気が感じられる西明寺の
             初詣なのだけれど、本殿の中で見せていただいた資料の本を
             眺めていても少しも寒くないのんびりした今日の初詣だった。
             
             山道を大羽のほうへ降りて、麦の緑がきれいな丘を走りながら
             「あったかいねー」という言葉が何度も口をついて出た。

             
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by yasato8310 | 2016-01-03 20:03 | おでかけ | Comments(0)
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