街歩き

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          ひさしぶりの東京。
         馬喰町の ART + EAT で Y と待ち合わせ。
         レバノン料理のランチは異国の旅空を思わせる。  
         とはいえ、レバノンについての知識はなく、
         『レバノンってどのへんにあるんだっけ?』
         『中東。』
         『エジプトに近い方?』
         などという、小四男子並みの会話のわたしたち。

         ART + EAT はいつも気持ちの良い静かさと、
         元気なにおいのするキッチンと、
         肌合いの好きな作品が展示されてて、うれしくなる。

         腹ごしらえのあと向かったのは『ルドン展』。
         まっくろくろすけのようなルドンの蜘蛛が、ビルの間を
         歩く人たちにニンマリといたずらっぽく笑いかけてます。
        
         ルドンといえば、大きな目玉の気球とか、植物の花が目玉に
         なっていたりとか。。。。幻想的な絵が思い浮かぶけど、
         今回の展示にはルドンに文学、詩、自然科学、哲学などの
         関心に大きな影響を与えた植物学者のアルマン クラヴォーの
         植物画も展示されてました。
         クラヴォーは、昼間の光を数時間浴びたのちに動物性を持つ
         植物というものの研究をしていたそう。
         その研究がルドンの、目玉の花を持つ幻想的な植物の発想を生んだのでは
         ないかとの説明があった。
         う〜、おもしろい。
         ある種の宇宙感を感じさせる黒の時代の絵は、顕微鏡でのぞいた
         植物たちの宇宙性ともつながっていたんだね。

         ルドンのあと、夕暮れ時の新宿なのでコーヒーじゃないよね。。。
         とビールを飲んでいたら、Y が『あれ〜、あそこ花園神社なの?』と
         指を指す。
         『え〜、赤テントの?』と、わたしも窓の外、通りの向こうに目を
         凝らしてみると確かに狭い間口の石柱に『花園神社』と彫ってあるのが
         見える。
         行ってみようかーと、石柱をを抜けると。。。。
         通りの喧噪からスルリと別世界に足を踏み入れてしまったような
         妖しい空間。
         『赤テントやってたりしてねー。』と進んで行くと、ひゃ〜!
         やってましたー! 暗闇に溶け込むように赤いテントが。
         若い団員が『ただいま上演中!』って、呼び込みやってる。
         赤いテントのめくり上げられた中からは、張り上げた声と
         哀愁の音楽が聴こえて来る。
         おもわず顔を見合わすわたしたち。
         こんな街の中にずーっとこんな妖しいポケットが
         存在し続けてるなんて、都会の魔力だなー。


         
         
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by yasato8310 | 2013-06-08 13:06 | おでかけ | Comments(0)
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